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2009 年 12 月 のアーカイブ

Twitterに費やす時間はどのくらい?

2009 年 12 月 26 日 コメントはありません

twitter-bird-dead

最近Twitterによって奪われている時間が多すぎる気がする。
もはやTwitter疲れって感じです。でも、ここは冷静にTwitterに費やしている時間が
いったいどれくらいなのか、少しまじめに考えてみました。

1回つぶやくのに費やす時間は?

今回はTwitterクライアントを利用していることを想定しています。

・つぶやき準備時間:3秒
クライアントを起動する時間、またはウィンドウを開く・選択する時間。

・つぶやき思考時間:5秒
何てつぶやくか考える時間。

・つぶやリクエスト時間:2秒
ボタンを押して画面が更新されるまでの時間

以上の仮定で見積もると1回つぶやくごとに10秒はTwitterに費やしている。
ですが、1回10秒なら、一日6回で1分。60回つぶやいても10分。
意外と少ない。自分の思い違いで、そんなにTwitterに時間使ってないのかな?
と思ってしまいました。ただ、携帯端末からつぶやく、リンク・画像を添付するといった点も考慮すると、
もう少し時間がかかる気がします。また、つぶやく前後で思わずタイムラインを読んでしまう時間もあるはず。
とすると、つぶやき1回ごとに少なく見積もって平均20秒費やしていると考えてみることにします。

結論、1日の中でつぶやくのに費やす時間は(1日のつぶやき回数)× 20秒。
1日10回つぶやく人は、約3分~4分です。

タイムラインに費やす時間は?

自分がつぶやくより、他人のつぶやきを閲覧する方に多くの時間を奪われているのでは、
上記のつぶやくのに費やす時間の短さを見てそう思いました。

・1つのつぶやき閲覧時間:1秒

タイムラインをざっと見ていったと仮定し、1つのつぶやきあたりにかかる時間。
ほとんどは1秒以下で流し読みし、いくつかはじっくり読んだりすると想定しました。

1日どれほどの数のつぶやきを受信しているかは人それぞれです。
またつぶやきを見て、リンクをクリックしたり、画像を見たりする時間をTwitterに費やす時間と見るかどうかも微妙です。
その他様々な要素がありますが、ここでは出来るだけシンプルに考えたいので、
今回はつぶやきを見る時間だけを考慮することにします。

1日あたり受信するつぶやきはフォローしている人の数にもよりますが、
たとえば、30秒に1回つぶやきを受信しているとするとします。これは5分に1回タイムラインをチェックすると、
10個新しいつぶやきを受信するということです。1日2880個のつぶやきを見ているので、1440秒。つまり24分。
個人的にはこれは多少長い気もしないでもない。

「Twitter使ってます」と言える人は1日最低30分程度はTwitterに費やしている?

ここまで述べてきたことから、初心者ではなく、Twitterを活用し始めたユーザなら、
1日あたり最低30分程度はTwitterに時間を費やしているのではないかと思います。
多いか少ないかの判断も人それぞれなんですが、自分としては何となくこんなもんかなといった感じです。

自分は最近Twitterに多くの時間を奪われているのではないかと思い、デフォルトでクライアントを起動しないようにし、
1日2,3回だけタイムラインをざっと眺め、必要あればつぶやくようにしていました。
この方法でも結局タイムラインは眺めるので、結局ずっとクライアントを起動しているときに比べて、
大して費やす時間は変わらないはずです。
しかし、Twitterに費やした時間は激減したと感じました、これはなぜなのか。

自然にTwitterに目を向ける動作が及ぼす消費時間

つぶやくわけでもなく、タイムラインをチェックするわけでもないけど、
なんとなくクライアントの通知に目をやる。
他のサイトの閲覧の途中に、無意識にTwitterのページを開いてみる。
新着メールがフォローされたお知らせの場合、ついでにTwitterをチェックする。

このような、特にTwitterしようと思ってはないけど、実際Twitterに気を取られている、
という時間が一番影響がでかいのではないかと思いました。
PCの画面だけでなくiPhoneなど、Twitterが目の前に現れる頻度が、
ますます増えてきていると思います。iPhoneや携帯でもTwitterしている人は、
まさにいつでもどこでもTwitter思考状態

何か作業をしているときに、Twitterクライアントに目をやってしまうと、
作業の中断および復帰のロスが生じます。このロスの積み重ねが作業効率を低下させ、
1つのタスクをこなすのに必要な時間を延ばしているのです。
やることがなかなか終わらないので、ますますTwitterによって作業が中断される回数が増えてくる。
このスパイラルによって、どんどんTwitterに時間が奪われていくと考えられます。

でも誤解のないよう断っておくと、決してTwitterを否定しているわけではありません。
もう少し上手にTwitterと付き合ったほうがいいかなぁと思った今日この頃です。
今回の「Twitterに費やす時間はどのくらい?」を踏まえて、
「Twitterとの上手な付き合い方(仮)」も後日投稿する予定です。

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2010年もWebを構成していく5つの技術

2009 年 12 月 25 日 コメントはありません

様々なブログで2010年の展望が語られてるので、自分も来年のWebトレンドが気になります。
来年度はたくさんのWebサイト・アプリを公開していきたいし、新しい技術にも挑戦していきたいと思っています。

ということで、今使用している技術や流行っているトレンドがどうなるのか。
Five Technologies That Will Keep Shaping the Web in 2010」(Six Revisions)
を参考にしながら、2010年のWebトレンドを考えてみます。

2010年もWebを構成していく5つの技術

1.CSS3とHTML5、そしてFonts as a Service

今年の6月9日に開催されたGoogle Developer Day 2009のオープニング動画。
この動画で紹介されているページはすべて標準のHTMLとCSSおよびJavascriptだけで作られています。
Google Developer Day 2009 Japan オープニング

FlashやSilverlightなどのプラグイを使わずに、これほどまでの表現ができるHTML5の可能性を見ることができます。
結局HTML4からXHTMLに移行した人が予想より少ない中で、
移行しなかったHTML4ユーザがどれくらいHTML5に移行するかが鍵となります。またXHTMLユーザにとっては、
また新しく移行しないといけない負担が大きいですが、やはりHTML5について少しかじり始める必要があるでしょう。
CSS3とFonts as a Serviceについてですが、これはHTML5への移行とセットかなぁといった感じがします。
Web制作側としてHTML5だけやるとか、CSS3だけやるとかではなくて一気に移行したいと思うんですよね。

現在のブラウザシェアから考えると2010年は、HTML5が急速に普及してIEのシェアが急減するか、
IEがHTML5実装してHTML5が急速に普及するか、このどちらかの展開になると思われます。
ちなみに現在のブラウザ別HTML5&CSS3の対応状況一覧はこちら
Browser support for CSS3 and HTML5(Deep Blue Sky)

2.Webをブラウズする手段

“Webをブラウズする”と、”パソコンの前に座ってブラウザを起動する”、が同義だったのはもはや過去のこととなりました。
日本では主に携帯電話からWebページを見ているユーザが非常に多いのはご存知の通りですが、
世界でもスマートフォンやテレビ、ゲーム機などを通じてWebページを閲覧するユーザがどんどん増えてきています。
また、2009年はネットブックがヒットしましたが、2010年はAppleはもちろん多くの企業がタブレット型端末を
リリースしていくはずです。このように、身の回りの様々な機器で
Webページを閲覧できるようになるのが2010年のトレンドです。

またWebをブラウズする機器と同様にブラウジングの操作方法についても多様化していくでしょう。
iPod touchやiPhone、Androidでタッチ・インターフェースが採用されたのをはじめ、Windows7でも、
マルチタッチが標準実装されました。その他すでに音声認識によって、
自分の言葉でアクセス・操作できるものも実現しています。
Google 音声検索

こうしてWebをブラウズする端末・操作方法の多様化によって、どんなシチュエーションでも
Webをブラウズする手段が提供されるようになってくるのが2010年なのではないでしょうか。

3.ソーシャルメディア

2009年はソーシャルメディアが大活躍しました。
TwitterやFacebookを通して人々がますますWebでコミュニケーションをとるようになり、
Webで情報発信することに対して、より積極的になっていった年でした。
2010年もこの流れは変わらず、ユーザ参加型のメディアが成長していくと思われます。
どのプラットフォームの競争はますます激しくなってきそうです。

そして2009年後半から話題になってきたリアルタイム検索。
BingやGoogleがTwitter検索を実装し注目を集めました。また、様々なソーシャルメディアの
プラットフォーム上で蓄積された集合地を収集・解析する技術サービスも盛んになった年だったなぁと感じます。
今まではとにかくコミュニケーション・コミュニティを形成する場の提供ばかりが進んできましたが、
2010年はそこで作られた情報や価値の検索・活用・共有などに軸足が移っていくのではないでしょうか。

4.Javascript

2009年のJavascriptはWeb2.0的ページを作るためのライブラリに注目があつまりました。
Flashなどのプラグイン無しでリッチなコンテンツが作れるということもあり、
“Flashでしか出来ない”ことが、だんだん”Javascriptでも出来る”ようになってきた1年でした。
しかし、HTML5とCSS3の普及を考えると今後Javascriptの立場は大きく変わっていきます。

Because CSS3 and HTML5 will replace a lot of what JavaScript is doing now
(i.e. complex element selections, dynamic rounded corners,
handling real-time editable web pages),we will see a surge in JavaScript developing
into being focused solely on handling programming logic of webapps on the client-side.
Five Technologies That Will Keep Shaping the Web in 2010」(Six Revisions)より引用

結局あくまでjavascriptはWebアプリケーション全体の中でクライアントサイドの部分を
実装するための手段という位置づけになりそうです。
今後はエフェクトなどのデザイン部分をJavascriptでいじるというよりは、
サーバサイドとの通信や連携などの部分に重点が置かれていくと思います。

5.Software as a Service(SaaS)

最後にSaaSですが、もうこれは当たり前のお話。
2009年の流れ通り2010年も引き続き、このスタイルに企業・個人がますます移行していきます。
もう半分死語になってきてますよね。SaaSであることが自然すぎて。
現在は汎用的なサービスを中心にSaaSの形態が広まっているので、
2010年は企業ごとにカスタマイズしたり、ある特定分野、顧客向けのシステムについても、
SaaSが広がっていくのではないでしょうか。

以上、2010年もWebを構成していく5つの技術について考えてみました。
2009年を振り返ってみると、本当にGoogleが躍進してきたなぁと思い知らせれます。
今回は、今ある技術の今後について考えてみましたが、
来年ワクワク、ドキドキするような新しい技術が出てくるのも期待したいですね!

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マウスパッドがメモになる

2009 年 12 月 23 日 コメント 1 件

マウスパッドがメモになる ロディアマウスパッド

美崎栄一郎さん『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』で紹介されている、
メモが書けるマウスパッド(ロディア マウスパッド CLIC BLOC)です!
自宅の周りでは販売していなかったのですが、ついに手に入れました~!

rodia01 2009_1221other20026

パソコンの前にいるのがデフォルトな自分にとっては、けっこうツボなアイテムです笑
マウスパッドというくらいなので、裏はちゃんと滑り止めになっています。

rodia03 2009_1221other20028

まだ使い始めたばかりですが、けっこういい感じです。
このマウスパッドを中心に、マウス、ボールペン、付箋などのアイテムを配置すると良さそうな予感がしてます。
目の前にパソコンあるんだから、メモせずオンラインのToDoツールとかメモツール使えよ!
って意見もあるとは思います。
でも、やっぱり手書きのメモで書きたいこともあるんですよね。方眼の罫線なので、いろんなメモに使えそうです。

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お風呂時間術

2009 年 12 月 20 日 コメントはありません

お風呂の時間を有効活用!~お風呂時間術~

友人から誕生日プレゼントをもらいました。

pomme

Pomme ポム バススピーカー

この中にiPodやiPhoneを入れるとお風呂でも音楽やPodcastを聴けるわけです。
電池も不要。スピーカージャックを接続するだけです。
個人的にかなり革命的アイテム。お風呂に入ってる間の時間も有効活用できる!

中にipod nanoを入れるとこんな感じになります。
(※もちろんiPhone,iPod touchも入ります。)

2009_1219other20003

Podcastを聴きたい人は、お風呂に入ってる時間に合わせたものを選ぶといいです。
たとえばホリエモンのビジネスウィークリー(20分~25分)は自分にぴったりです。
また、オーディオブックを聴くのもいいですよね。

ipod touchやiphoneの人は、ビデオポッドキャストやDVDを見れる!と思ったんですが、
実際にお風呂に入ると、くもってしまって良く見えませんでした笑。
また、いったんケースに入れてお風呂に入ると操作できないのも難点。まぁこれは仕方ないのかな。

とにかく今までぼ~っとしていたお風呂の時間が活用できるのはうれしい限り。
逆にお風呂でPodcastやオーディオブックを聴くのが楽しみになりました笑

お風呂の中でポッドキャストやオーディオブックを聴くお風呂時間術をぜひ実践してみてください!

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Bing勉強会(12/19 10:30~)

2009 年 12 月 12 日 コメントはありません

MSPlogo

Bingの勉強会開催します。
講師は、なんと、
知の構造化センターで講演されていた、
マイクロソフト ディベロップメント株式会社 鈴木慶一郎氏です!!
(その時の記事はこちら「Bingの目指すところ」)

今回は少人数、短時間の勉強会ですが、
Webに興味がある人は、絶対参加して損のない内容だと思いますよ。
Bingのコンセプト、技術的な部分、検索エンジン全体に関することなど、
非常に貴重で濃いお話が聞けると思います。

あと、こんな少人数で気軽に質問できる機会もあまりないと思います笑
新しいWebのトレンドに興味がある人はぜひ参加してみてください!

概要

「MSP勉強会 Bing入門」
日時:12月19日(土)10:30~12:00 (10:00~受付開始)
場所:マイクロソフト新宿本社 小田急サザンタワー5F セミナールーム
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/branch/ost.mspx

人数:定員30名(先着30名)
参加費:無料
参加資格:学生

プログラム:
10:30~10:45
「MSPの活動について」
マイクロソフト株式会社
渡辺弘之

10:45~11:45
「Introduction to Bing(Bing入門)」
マイクロソフトディベロップメント株式会社
鈴木慶一郎

参加方法

たぶん5分以内に完了します。

1.大学生SNSに登録する(すでに登録している人は不要です)
会員登録の流れはこちら
http://bit.ly/Y4V3J

2.MSPのメンバーになる(すでにメンバーの人は不要です)
MSPの公式サークルに参加してください。
http://bit.ly/1o4lL1
サークルに参加するボタンを押せばOK

3.参加表明する
MSP勉強会 Bing入門のトピックで参加表明してください!
http://r-sns.com/microsoft/topic_desc.php?t_id=40

4.当日マイクロソフト新宿本社 小田急サザンタワー5F セミナールームでお待ちしております。

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第1回ウェブ学会レポート

2009 年 12 月 10 日 コメントはありません

12/7(月)、第1回ウェブ学会シンポジウムに行きました。
さまざまな濃い話が聞けたので、今後のためにも書き留めておこうと思います。

Webには国境がないはずなのに、日本から世界に影響を与える研究・実績が出ない

松尾 豊先生(東京大学 準教授)による開会のあいさつにて。
やはりWebの世界でも日本は明らかに遅れている。
アメリカを中心として世界では、Webに関する研究が盛んに行われ、
産学両方面から研究・技術開発が行われている。
しかし、日本では研究対象としてWebが認められたのがつい最近のこと。
また、Webに関する議論や研究が、異なる複数の学会に分散してしまっていた。

そんな状況の中、ウェブ学会では3つのポイントを挙げている
1.学術とビジネスの連携
2.ウェブそのものを対象に
3.ウェブ時代の学会

研究者だけでなく、ビジネス界からの参加者も交え、
今日のウェブ時代に適した新しい学会の形があるのではないか、
という考えにはかなり共感した。Ustreamによるライブ、
参加者によるTwitter実況中継 をもちろん行いながら第1回ウェブ学会の開演。

コミュニティがコンテクストをつくりコンテンツを生み出す

橋本 大也氏(データセクション株式会社)、ウェブコラボレーションの先端事象にて。
“コミュニティがコンテクストをつくりコンテンツ(意味のある情報)を生み出す”、
この一連の波というか流れを生み出すのが、Diversity&Communication、
日本語でいえば、人々の多様性とコミュニケーション。
これらの事象を観察することにより、何かがブレイクするポイントや社会的な広がりの予兆を見つけることができる。
参加者の多様性と活発なコミュニケーションがあるところに、リスクとチャンスが存在しているという仮説や、
年齢、性別、地域、職業、社会階層、情報感度など複数の異なる属性を持つブログに普及し始めたら、
大ブレイクする可能性が高い(ex.マニアだけでなく普通の会社員も騒ぎ出した)というお話がとても印象に残った。

集合知には2つの意味がある

江渡 浩一郎氏(産業技術総合研究所 研究員)、Wikiとコラボレーションの過去・未来にて。
昨今、wikipediaをはじめ集合知という言葉が多くつかわれるようになったが、
集合知という言葉には2つの異なる意味がある。1つは、集団的知性(Collective INtelligence)。
これはある種エリート主義的な傾向を持った意味合い。たとえば都市や文明、学会がこれに当たる。
もう1つは、群衆の知(Wisdom of Crowds)。こちらは、反エリート主義的な傾向の意味合いを持つ。
群衆の知の一番のポイント・注目されている点は、普通の人の判断の積み重ねが専門家の判断を超える、という話。
その点でも集団的知性という意味合いとは異なる。現在多くの場で語られている集合知という言葉は、
この2つの意味が混じって使われているので、しっかり区別した方がいいのではないか。

コンピュータはぜ賢くないのか?何がたりないのか?

中山 浩太郎氏(東京大学 特任助教)、Wikipediaと知の構造化にて。
音声認識や翻訳、自然言語処理の分野で、なぜコンピュータはあまり賢くないのか?
それは、一般常識知識(コモンセンス)が欠如しているから。確かに、コンピュータって、
人間的に考えれば常識的にありえないよねっていう答えを返してしまう。
機械に一般常識を教えるプロジェクトは今までもあったけど、
現在はWikipediaを利用することが注目されている。
なぜWikipediaなのかというと、まず1つめの理由はWikipediaが知識(概念とその関係)
そのものを扱っているということ。通常はWebマイニングから知識を抽出するステップが
必要なのでこれは大きい。加えて300万ページ(概念)、1億リンク(関係)もの、
膨大なコンテンツ、半構造化データ、概念とURLの対応などもポイントにあげられる。
課題としては、情報の信頼性と判定方法、情報の偏りや不完全性の補完、スケールする解析手法など。

著作権の意図せざる結果

野口 祐子氏(国立情報学研究所 准教授、弁護士)、コラボレーションの法的課題にて。
現代では、創造のサイクルのなかで著作権の範囲が拡大し、権利者や著作物も多様化している。
もはや、従来の著作権だけで全てを規制することは限界が来ている。
小説とソフトウェアは商品生命の長さが違うし、データベースと音楽は使い方が全然違う。
また著作物の使用目的も非常に多様化している。このような差異をもはや著作権は吸収できない。
著作権法を変えれば?というのは現実的に無理。ベルヌ条約は加盟国全員の同意が必要で、
国際舞台でのコンセンサスが不可欠。ハリウッドを抱えるアメリカ、3ストライクルールのフランス、
アクセスを求める新興国の間で話がまとまるとは考えにくい。
そこで、事実に近いレベルを、うまく自由に使えるようにお互い権利主張しないようにし、
イノベーションに必要な部分はみんなで共有できるようにしなければならない。
アメリカは科学とハリウッドを別個に考え、柔軟に対応している。
日本は保護と交遊の使い分けがうまくいっておらず、例外規定のパッチワーク状態。
一般ユーザの声やニーズをもっと立法に届けることが必要。

実の世界から虚の世界へ情報のコンバージョンがどんどん進んでいる

長尾 真氏(国立国会図書館 館長)、ウェブ研究に求められるもの-課題と期待-にて。
国立国会図書館の館長としての、インターネット・アーカイビングの問題、電子納本の検討、
ネット世界の実態把握についてのお話は非常に興味深かったし、学ぶことも多かった。
早く日本も国策として、情報収集・分析を進めていかなければならない現状を痛感した。
でも一番重みが感じられたのが、Googleの本の電子化についてのお話。
Googleのブック検索では日本の著作物は扱わないことになった。
確かに今は日本の著作権者にとって朗報なのかもしれないが、
長期的にみると、日本の情報・存在が世界から無視されかねない。
電子化することはもはや必然の流れであり、結局自分たちでもなんとか仕組みを作って
世界に情報発信していかなければならない。そのことを忘れてはいけない。

これからはネットから情報を得る人の力が増幅される

藤末 健三(参議院議員、早稲田大学客員教授)、ネットがつくる新しい政治にて。
統計調査などからも20代、30代が主にネットから情報を得ているのは明らか。
また、ネットを利用することにより、よりリアルに身近に政治に触れることができ、
小口のネット献金によりクリーンな選挙も実現できる可能性がある。
これからは、ネットから情報を得る人がほとんどになっていくので、
そういった時代に合った政治を作っていかなければならない。
本格的なネット選挙の開始に向けて、今政府内部の議論で上がってきている問題点はなりすましと炎上。
この2つに関して政府としては炎上には対応できないと回答している。GoogleやYahoo!、
その他のプラットフォーム提供者に話を聞いたところ、
提供しているプラットフォーム上に限って情報を発信してもらえれば、
なりすましや炎上は防げるとの回答を得ている。したがって、候補者自身が使用するプラットフォームを
選択して情報発信する仕組みになるのでは、というのが藤末さんの個人的な見解。
日本において政治・選挙のWebプラットフォーム競争で、どこが主導権を握るのかは今後注目したい。

ネット世代は政治に消極的か?

佐藤 哲也氏(静岡大学 准教授)、政治的意思決定はどこまで自動化できるか?にて。
若者の中で政治行動・政治活動はタブー視されているが、関心が低いわけではない。
ネット世代は政治に消極的か?と考えてみると、そうではなくて従来の政治に嫌悪感や不信感を抱いているから、
投票には言っていない。佐藤氏の実感によると、環境問題をはじめとした社会問題に関心を持ち、
行動する学生は少なくないし、必ずしも社会に関心がないわけではない。
この世代をもっと社会に、政治に参加させていくために、インターネットを使って、
いかにネット世代の場を作っていくか、それが重要なのではないだろうか。というお話。
本当に納得、その通り。実際世界初のインターネット投票をすでに行っているエストニアでは、
ネット投票の得票率で与野党にかなりの差がでて、野党の躍進につながったとのこと。
やはりネットを使うことにより、もっと国民の声を政治に反映させていくことができそう。

300年ぶりの民主主義の再発明が必要

鈴木 健氏(株式会社サルガッソー代表取締役)、Divicracy:Dividual Democracyにて。
直接民主制か間接民主制か、硬直的な2つの制度しかない。
政党や利益団体といった、中間団体による委任の多層化により、
一人ひとりの思いが意思決定の結果に反映されにくい。
この近代民主主義の問題点を解決するために提案された伝搬委任投票システムは非常に面白かった。
自分自身の一票を0.3票と0.7票のように分割したり、異なる案に両方投票する、
自分が信頼できる人、任せたい人に票を託す。そもそも個人としての意思がしばしば矛盾するのを認めながら、
新しい民主主義を作る。このアイディアは本当にすごかった。1票を異なるテーマに分割して投票することによって、
自分が重視するテーマに重みづけできたり、情報技術を使ってテーマごとに各個人の1票を重みづけする。
こんな仕組みやアイディアは、これから人口が減ってくる日本こそ早く導入すべきだと思った。

本当の意味での民主主義がかなり国民に近づいてきている

川邊 健太郎氏(株式会社GyaO)、政治におけるネットの役割にて。
今年、日本の民主主義は大きく前進した。具体的には1.政権交代、2.事業仕訳、3.裁判員の3つ。
我々国民に一番大切なことは、責任もって決断すること。そして決断するために必要なものは、
豊かな情報。豊かな情報が国民の決断のリテラシを上げる。
そこで、この豊かな情報を提供するためにネットを活用しようというお話。
Yahoo!みんなの政治で、議案や議員について評価・コメントできるのは、
現在のところYahoo!のプレミアムユーザのみということ。、
先にも述べたとおり、今後選挙・政治プラットフォームのシェア争いは注目なので、
Yahoo!みんなの政治の動向も注目される。

UIはここ20年のコンピュータの進化に対して一番遅れている部分

楠 正憲氏(マイクロソフト株式会社)、ウェブが支える社会と科学の相互作用にて。
Bill GatesがInformation@Your Fingertipsと唱えて早20年。
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あらゆるところにディスプレイが出現し、それらをどう活用していくかが現在の流れ。
コンピュータやウェブの進化について、扱う情報は近年劇的に増加した。
しかし一方でUIは、ここ20年間コンピュータの進化に対して一番遅れている。
したがって、今後一番変化し、進化していくのはUIであるというお話。
確かに、やっとipod touchから、”タッチ”が生まれて、ようやくキーボード+マウスから、
脱却できそうな予感はする。ユビキタス社会の到来につれて、
UIは進化していくのではないかと思った。

シンプルなインタフェースによってユーザとのインタラクションを生成しよう

今何かを調べるときに使われている検索クエリーは、ユーザの意図を伝えきれていない。
したがって、検索結果はユーザの意図と異なるものになってしまうことも多い。
しかし、より意図を伝えるために複雑なクエリをユーザに打たせることは難しい。
そこで、シンプルで直感的な操作・インタラクションによって、
検索結果を並び替える(ReRank)することによって、よりよい検索結果を表示する。
人の意図は検索クエリーよりも、もっと漠然としているという点に注目しているのが、
興味深かった。上記のUIの進化の話とも関連するが、検索エンジンもアルゴリズム
というよりも、検索UI、検索クエリーのリクエスト方法が進化していくのかなぁと思った。

ブログから社会と個人の変化を知る

稲垣 陽一氏(株式会社きざしカンパニーCTO)、ブログから社会と個人の変化を知る
-ブログ検索エンジンの研究開発について-にて。
一番びっくりしたのが、きざしカンパニーがかなり話題抽出、
ブログ分析について研究していること。他の研究にも参考にできるヒントが多かった。
ブログ分析によって話題の抽出・変化の読み取りをした延長に、
ブログの成分分析によって個人を知るサービス。さらには、その仕組みを使った、
情報ではなくて人の検索サービスという方向に移れないだろうか?というお話は、
非常に面白い流れだった。情報ではなくて、人を検索したい場合はブログの情報や、
Twitterの情報が大きな重みをもってくると感じた。

フォーマット・データの種類が異なり、一貫性のない正しくない文章を扱わらないといけない

ボッレーガラ ダヌシカ氏(東京大学 研究員)、ウェブから作る人工知能にて。
Webの情報を人工知能に利用するにあたって、知識ベースを作るために、
Webから情報の関係抽出を行う必要がある。しかし、Webからの関係抽出には、
フォーマットが異なり、データの種類が異なり、一貫性もなく、正しくない文章を
扱わないければならないという課題がある。この課題について今一度考えさせられた。
でも、関係類似性の計測の応用として、人間でも解くのが難しい類推問題を
解くことができるようになり、Webの新しい検索方法を提案できるのではないか、
というお話には未来を感じた。

最良のアルゴリズムは必ずしもスケールしない

工藤 拓氏(グーグル株式会社)、ウェブデータを使った統計的自然言語処理にて。
Google日本語入力のリリースに関連して、Web上の大量のデータを扱うときに、
いかにスケールするとが大切かというお話。一番早いアルゴリズム、
一般に最良といわれているアルゴリズムは大量のデータを扱うスケールが必要な
プログラムにおいては、必ずしも良い結果は得られないというお話はとても参考になる。
多少精度、信頼性を落としたとしても、簡単でシンプルなアルゴリズムのほうが、
大量のデータに対してはうまく動くことが多い。また、自然言語処理の分野でも、
世界中のWebデータを利用できるGoogleの優位性を改めて認識した。

リンクファームは非常に芸術的な構造

豊田 正史氏(東京大学 准教授)、10年にわたる国内ウェブアーカイブを用いた社会分析にて。
Webのデータを検索エンジンを通さず自分で収集していると、検索エンジンスパムのサイトが
多く混じってしまうそうだ。そこで、せっかくなので検索エンジンスパムのリンク構造を
分析してみたところ、非常に芸術的な構造を見ることができたというお話。
2009_1207webgakkai01261
あきらかに中央一点集中で、人工的に作ったリンク構造というのが見て取れる。
また、Webを社会のセンサーとして考え、そのセンサーを通して社会をとらえたいという目標は、
時系列解析なども含め近いうちにいい結果がでそうな予感がした。

Webアプリケーションは技術的困難がほとんどなくなってしまった

伊藤 直也氏(株式会社はてな CTO)、コンシューマ向けウェブサービス企業における
サイエンスへの取り組み。
自分もWebアプリケーションは大好きなのでこの指摘はまさにその通りだと思った。
現在のWebアプリケーションというのは昔からの延長でしかなく、ただ単純に
アプリケーションを提供するだけであれば、技術的困難がほとんどなくなってしまった。
あるとしたら、処理の負荷分散とかその辺りのことで、やりたいこと自体を実装するのは
非常に簡単な時代になってしまった。結局、もっと差別化できるような研究っぽい、
根本的な特徴になる技術、テクニック、ノウハウがないとビジネスにはならないんだなぁと痛感。

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SphinnJapanはじめました

2009 年 12 月 9 日 コメントはありません

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この度、「SphinnJapan(スピン・ジャパン)」ブログエディタとして参加させていただくことになりました。
Sphinn Japan開設当初から自分は読者の立場だったので、
こうして記事を書く立場というのは不思議な感じです。

Sphinn Japanとは

「Sphinn Japan(スピン・ジャパン)」とは、SEOや検索マーケティングなど、
サーチエンジン関連の情報を専門に取り扱う「ソーシャルニュースサイト」です。
Sphinn Japanとは(http://www.sphinn.jp/faq.php)より引用

そして本日始めて記事を投稿させていただきました。

SEOしてますか?

まったく知識がない素人状態から、SEOに挑戦してきた自信の経験を活かし、
今後は「SEOって何?」という方や、これからSEOを始める方に向けて、
SEO対策の方法や基礎知識などを紹介していきたいと思います。
このブログ「渡辺友太のWebな日常」ともども、今後ともよろしくお願いいたします。

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勉強会を成功させる12のヒント

2009 年 12 月 5 日 コメント 1 件

先日鹿田さんの出版記念パーティーが開催されました。
鹿田さんが今まで開催した「聞くが価値」を振り返るとともに、
勉強会を開催するときに気をつけたほうがいい点、
成功させるためのヒントをたくさん教えてくれたので、
「勉強会を成功させる12のヒント」として、自分なりにまとめて紹介します。

勉強会を成功させるための12のヒント

場所

1.ちょっと暑くて密集する会場

ちょっと暑くて密集していた方が、講師と参加者、参加者同士が親密になれる。
椅子1つあける間隔で座っていたら隣の人に話しかけにくいし、
大げさにいえば肌と肌が触れ合うくらいの距離間がちょうどいい。
みんなが密集していて熱気に包まれる少し暑いくらいの会場の方が、勉強会全体が盛り上がる。

2.大きな会場をかりてはいけない

大きな会場をかりると、人があまり集まっていない様に見えてしまう。
少し狭いくらいの会場でOK。勉強会の様子を撮影するときも、大きな会場だとスカスカ感が出てしまう。
参加人数の規模が小さくても、適正サイズの会場をかりておけば、会場内は人で溢れる。

3.天井が高い部屋はダメ

座席数・会場の広さが適切でも、天井が高いと盛り上がりが上に抜けてしまう。
天井が低いの部屋の方が、それだけ密集している感じになるし声もよく届く。
天井が高すぎると面積自体は狭くても、ひろ~い会場で話している・開催している感じになり寂しい。

集客

4.会いたい人を呼ぶ

自分が会いたい人を勉強会に呼べばよい。これは場を持っている人の特典。
わざわざ個別にアポを取らずに、自分の会いたい人みんなを、自分の勉強会に呼んでみる。
勉強会は人とつながるツールでもあるので、勉強会を主催するメリットを最大限活用すること。

5.地元のコミュニティは必要

誰も知り合いがいない場所で、いきなり勉強会を開催して人集めるのはハードルが高い。
逆にコミュニティがあれば何でもできる。どんな場所であれ、どんな属性の人であれ、
自分のコミュニティがあれば勉強会は開催できる。

6.ターゲットを良く知ること

平日と休日とでは参加できる人が異なる。また、どんな人が勉強会のテーマに興味があるのか、
どんな内容ならターゲットは勉強会に参加するのかなど、ターゲットのこと良く知る必要がある。
ターゲットのことを良く知らずに集客すると失敗する。

講師

7.自分が講師になればいい

自分で勉強会を主催しているなら、自分が講師になればOK。
自分自身が講師になれるのも主催者の特典なのでフル活用すべき。
また、講師をしたい人は声がかかるのを待つより、自分で勉強会を開いて自ら講師をすれば良い。

8.思い切ってゲストを呼ぶ

呼びたいゲストは思い切って呼んでしまう。その後ゲストと違った形でもコラボ出来るかもしれないし、
何かのきっかけになる可能性は十分。また、その勉強会で例え赤字を出しても実績は残る。
せっかく場を持っているのだから、とにかく呼びたいゲストは思い切って声をかけてみること。

9.コラボの面白さと相乗効果

同じテーマで講師が複数人いても良い。異なる講師が異なる視点で、
同じテーマに関して講演するコラボ勉強会は新たな発見や気づきがたくさんあって面白い。
複数の講師がコラボする相乗効果で、一人の講師で話をするよりずっと、勉強会は盛り上がるはず。

内容

10.テーマを絞りすぎるとニッチになりすぎる

あまりテーマを絞り込みすぎると、ある特定のごく少数の人にしか分からない・面白くない、
ニッチになりすぎた勉強会になってしまう。ターゲットを良く知ることと合わせて、
勉強会のテーマの絞り込みも、絞り込みすぎには注意したい。

11.反響を確かめる

自分が講師をしていて勉強会でしゃべるコンテンツがあったり自ら勉強会を主催していると、
コンテンツに対する参加者の反響を確かめることができる。興味のあるテーマ、ないテーマ、
勉強会の開催場所・スタイル・内容の良しあしについてフィードバックをもらい、
会を重ねるごとにより良い内容にしていくことができる。

12.参加者をいじって盛り上げる

近くの人をいじって、その周りの人を巻き込み、そして会場全体を盛り上げる。
講師がただ一方的に話していては飽きてくるので、参加者とのキャッチボールが必要。
その際勉強会の内容に特に関連のあるゲストや参加者に話を振っていくと、
周りのの人を巻き込んでいくうちに会場全体を盛り上げることができる。

その他、鹿田さんの『大事なことはすべて記録しなさい』の中では、

必ず集合写真を撮る(p.82)
記録写真ではずせない、2つのポイント(p.86)
チェックシートを使って、仕事を記録化する(p.138)
プロフィールシートに記録する(p.168)

などが大変参考になります。

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